増えてきている離婚の件数
納得するまで話し合う 協議離婚のすすめ
日本では、昭和39年以降、どんどん離婚の件数が増加し、平成14年にはついに昭和39年の2倍と倍増したそうです。これは、いったいどのようなことが原因として考えられるのでしょうか。いくつかの原因が考えられますが、昔のように子供のためと我慢する人が少なくなっていることと、女性の働く場が増えたということが考えられます。昔は、何か不満があったとしても、子供が成長するまでと我慢したものです。それに、子供を抱えていては、できる仕事も限られています。
今は、子供のために我慢するという女性は少なくなり、女性の働ける場も増えてきました。それに、昔のように世間体が悪いという人も少なくなったことも、離婚をしやすくなった原因の一つだと思います。ただ、平成14年以降、離婚の件数は減少してきているそうです。これは、景気低迷の影響ではないかと言われています。不景気の世の中では、離婚した後に、仕事を見つけることが難しいということと、不景気であるために慰謝料などを多く支払ってもらえる可能性が低いということが関係しているようです。首都圏では、子供を預けることができる場も限られているため、子供を預けて仕事をすることも難しいですから、離婚後のことを考えて我慢している方が今は多いのかもしれません。ただ、団塊の世代が退職の時期を迎えたことで、熟年離婚が多くなっているそうです。退職金をもらってから離婚ということは、女性はそれまでずっと我慢していたのかもしれません。